小天真あるばむ ~夜の森村夫妻~
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「今日も一日お疲れ様ー。はい、ビール。」
「おう!ビール、嬉しいな、お前も半分な。」
「うん、ありがとう!」
「どれ、乾杯、ぐびぐび・・・・うんまっ!」
「・・・んー・・・最初の一口は美味しいなぁ。」
「美味いよな、最高だぜ。」
「このところ、すっかり夏らしくなってきたものね。夜も窓あけててちょうどいい感じ。」
「ああ、そうだな。もうすぐ梅雨に入ってしまうのが惜しいよな。」
「お洗濯物が外に干せなくなるのはヤなんだけど・・・梅雨時には梅雨時なりのいいこともあるよ。例えばほら・・・これ。小天真の絵日記、みて。」
「ん?・・・どれ。
なんだこれ。ぐちゃぐちゃの・・・これが紫陽花・・・ぷぷぷっ」
「えー、上手に描けてるじゃない。
紫陽花の季節なんだね。」
「そうだな。色が変わって不思議・・・・そうか、そういや、俺なんかは当たり前って思ってたけど、子供にとっては不思議なんだな。」
「こういう質問を急にされると、こちらも答えにつまっちゃうよね。私そういうときは一緒になって『なんでだろうね~?』って首かしげちゃう。」
「理屈で話しても分からないさ、俺も説明できない。けど・・・そういうんじゃなくてファンタジックに話せばいいんじゃないか?」
「例えば?」
「色が変わる花って紫陽花くらいだろ?」
「うん」
「だから・・・・『小天真は人に見られて照れてほっぺが赤くなる時があるでしょう?紫陽花も見られると恥ずかしがりやで色が変わっていくの。けれど、見られるのが大好きだから段々楽しいお空の色になるのよ』とか。俺ってメルヘン(笑)」
「あはははは」
「な、なんだよっ!笑うとこかよ!」
「だって、天真くんたら、自分で自分のこと『メルヘン』とか言うんだもん~」
「そこか!」
「天真くんがそうやって説明してあげたら?」
「そういうのはお前の役目だろ。でも、男のほうが実はロマンチストだったりするんだよな。」
「本当のパパはメルヘンなんだよ~って?
そうだね。結構女性の方が現実的とかいうよね。
そりゃ夢みる夢子さんなときもあるけど。」
「お前との結婚だって・・・・現実は出来ちゃった婚だけど・・・色々考えてたんだぜ。」
「ん?
色々考えてたって?なにを?」
「いや、ちゃんと職を持ってから親に挨拶に、とか。
学生で、出来ちゃいました・・・スンマセン、だったからなあ。」
「あはは・・・でも・・・
天真くんとの・・・
赤ちゃん、とか・・・・・・私だって夢みてたんだよ?(///)」
「うん。けどさ。俺達新婚旅行行けなかっただろ?」
「ん」
「行きたいとこあったんだ。」
「へぇ?」
「お前と二人だけで。
南の島で降るような星空を見せてやりたいって思ってた。いつか・・・行こうな。」
「(///) ・・・本当に天真くんはロマンチストだなぁ・・・
・・・うん、行きたいな。いつか、連れていってね。
二人きりで・・・」
「今の日本じゃ見られないけど・・・・きっとあの飛ばされた京の町で見た星空がそこにある。」
「そっかぁ・・・そうかもね。
ねぇ、もしもさ?
あのまま私たち、京で暮らしてたとしたら・・・
小天真とこみきは京の子になってたのかな?」
「そうだろうな。庶民の子だけどな。」
「天真くんとだったら、京でも楽しくやっていけたと思うな。
みんな、仲間がいるし。」
「ああ。」
「小天真とこみきも、きっと可愛がってもらえたんじゃないかなって・・・ふふ。
今夜は私も、ちょっとロマンチスト、かな?」
「ん・・・・ちょっとこっちに来いよ。」
「ん・・・」
「ぎゅ・・・・・どこにいても変わらない。お前を思う気持ちは。」
「天真くん・・・(///) うん・・・ぎゅ・・・・・・v」
「////・・・・あの・・・・さ。」
「ん?なあに?」
「したくなった。」
「・・・
!!!(///) あっ、うっ・・・」
「ロマンチストじゃなくてゴメン!」
「あ、ううん?そんなことぜんぜん気にしなくていいんだけど・・・
・・・する?(///)
(///)(///)(///)」
「いこっか。」
「ぎゅ・・・ん・・・v」
「じゃ・・・・」
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