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小天真あるばむ ~夜の森村夫妻~


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「天真くん、今日もお疲れ様!はい、ビールどうぞ。」

「おう!今日も暑かったーっ!じゃ、お前も半分な。お疲れ。」

「いただきまーす。それじゃ、カンパーイv」

「カンパーイ!ごくごくっ・・・ウマー!
ふぅ・・・」

「・・・はーっ 最初の一口ってなんでこうも美味しいのかしら。夏はまた格別よね・・・天真くん、口の端、白いオヒゲになってる。」

「え・・・じゃ拭いてくれよ」

「ん~、こっち顔向けて・・・指の腹でクイッ はい、とれた。」

「お。なんだ、指か。残念。」

「あー、そっか。惜しいことしたかも。私も残念。
今日はさー、チョウチョつかまえたんだって。小天真。」

「チョウチョ?ふうん。逃がしたんだろ。」

「あれっ どうしてわかったの?」

「だって蝶は虫籠じゃ生きられないぞ。家に持ってきたらお前が逃がせって教えるだろう。」

「うん、もし小天真が持って帰って来たら、逃がしてあげなさいって言うところだけど、そうじゃなくて、お隣のアカネちゃんのために逃がしてあげたんだって。
アカネちゃん泣かしちゃダメってパパに言われたから、って。」

「へえええ!アカネちゃんのため?・・・・・あ。
そうか!・・・・あははは」

「えっ なにか思い当たるフシでもあるの?」

「あのさ、俺はアカネちゃんを泣かしちゃダメとは言ってない。」

「うん?そうなんだ。」

「俺は好きな女は泣かせるな、守るもんだ、と教えたんだよ、風呂でな。」

「へぇぇ!・・・と、いうことは・・・」

「あははは!そういうことだな!
小天真、あいつ、マセてるな。」

「えーっ、そうかぁ~・・・アカネちゃんかぁ・・・いや、そりゃ仲良しなのはいいことなんだけどさ。でも・・・え~
ママ、なんか複雑~(///)」

「ん、なんだ?早くもヤキモチか?お前には俺が居るだろう。」

「ヤキモチ・・・なのかなぁ、コレ。でもついこないだまで赤ちゃんだと思ってたのに~・・・」

「寂しがるなよ。ま、気持ちは分かる。俺もこみきは嫁にやらないしな。」

「・・・天真くんの方が気が早いよ。嫁の前に恋人連れてきたりするのよ~」

「そっか。ち。それにしても・・・・・俺の初恋は中学で・・・お前だぜ。
・・・・・・。
お前は?」

「えっ・・・私の、初恋ってこと?そりゃあ・・・・・・
・・・・・・(///)
・・・知ってるくせに・・・・・・(///)」

「じゃ・・・・
またビール飲むからさ、口の端についた白い泡・・・・もう一度、取ってくれるか。」

「あ・・・ウンv もう・・・しかたがないなぁ・・・(///)」

「ん。じゃ・・・・その前に・・・・電気消そうな。」



- 消灯 -

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