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小天真あるばむ ~夜の森村夫妻~


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 「天真くん、今日もお疲れ様でした!今日も熱燗にしてみました。どーぞ。」
 
「お~~気がきくな。おっとっとと。
んじゃ、お前も。」
 
「ありがとうv ちゃっかりおちょこも二個用意してましたv」
 
「あはは、乾杯。」
 
「コチン☆ 乾杯・・・」
 
「くいっ・・・・・ウマ!」
 
「くぴ・・・うん~~~いいわぁ(///)」
 
「ん~~あったまるな。」
 
「うん・・・はぁ・・・もう一杯、もらってもいい?」
 
「どーぞ、奥様。」
 
「ん、ありがとう~・・・くぴ・・・はぁ・・・」
 
「おい、どうした?今日はずいぶんイケルなあ。」
 
「ん~~~いけるっていうんじゃなくてさぁ・・・今日、小天真がさぁ・・・」
 
「ん?『はぁ~』って溜息の原因は小天真か?」
 
「男の子殴って泣かせたのよ?
それなのに、何度言っても謝らないの。」
 
「ふーん。あっそ。」
 
「えっ、それだけ!?」
 
「んなことくらいあるだろ。」
 
「えーっ(///) だって、怪我こそなかったものの、そんな・・・」
 
「あのさ?
自分が悪い時は謝る奴だ、小天真は。
謝らないなら謝らない理由があるはずだ。」
 
「うん・・・それはまぁ・・・小天真の言い分もわかるんだけどさ・・・ほら、この絵日記にも書いてあるんだけど・・・」
 
「ん・・・・あー、んじゃしょうがねぇじゃん。
小天真悪くない。謝ることない。」
 
「えええええ」

相手は男だろ?」
 
「うん」
 
「その子は女の子のアカネちゃんをいじめた。弱い者いじめだ。
弱いものを守るために闘うのは悪くない。」
 
「はぁ・・・まぁ、天真くんならそう言うと思ったけどさ・・・」
 
「その男の子がアカネちゃんに謝ったら謝りに行かせろ。それでいい。
向こうの親はなんだって?」
 
「『ウチの子も悪いことしたんだから』って言ってたわ。でも、その子もワンワン泣いてるだけだったから、まだアカネちゃんとこには行ってないんじゃないかな。」
 
「そっか。話が分かる親じゃないか。まあ、明日になればケロっとしてるさ。」
 
「ふぅ・・・ま、そんなもんかもね。
アカネちゃんは、自分がいじめられたことより、小天真がその子をぶって泣かせたことの方がショックだったみたい。」
 
「アカネちゃんも泣いてるのか?」
 
「泣いてたんじゃないかなぁ。」
 
「じゃ、それは小天真に謝りに行かせろ。」
 
「え。なんて?」
 
「小天真が男の子泣かせてビックリしてアカネちゃんが泣いたんだろ?」
 
「うん」
 
「どんな理由でも好きな女を泣かせたらダメだ。
泣かせてゴメン、これでいいさ。」
 
「は~・・・・・・さすが天真くん、男前~・・・」
 
「男は強くないといけないけど、優しくもないとな。
お前もさー
頭ごなしに謝れっていうなよ。
自分の子供、信用してやれ。味方は親しかいないんだ。」
 
「信用してないわけじゃないんだけどさ。力で解決しようとするのはやっぱりなるべく避けて欲しいなって思うのよ。だって。
その子、小天真よりだいぶ体の大きい子だったのよ。今度またそういうことがあって、小天真が怪我でもしたら・・・って思ったら心配で。」
 
「男はな、どんなにチビでも気持ちは同じだ。謝る=頭を下げる・・・頭を簡単に下げるような男になっちゃダメだ。
口先だけで謝るような男は最低だからな。」
 
「はぁ。
天真くんのそういうとこ、かっこいいって思うけど、天真くんのお母さんもきっと、内心私と同じような思いだったんだろうな~」
 
「俺のお袋?太っ腹だぜ。親父もヤンチャだしよ。そして俺が育ったってわけだ。」
 
「あはは!も~」
 
「ま、明日小天真と風呂に入って話すよ。ママを困らすなよってさ。
ママを困らせたら・・・パパが黙ってないぞ?って。
小天真がその男の子にしたことと同じことパパだってするぞってさ。」
 
「怖いな~(///)
小天真、震え上がっちゃうわよ(笑)」
 
「好きな女は守らなきゃな。」
 
「・・・天真くんからその言葉をきいたのは何回目かな・・・ふふv」
 
「お前を一生守ってみせるよ。」
 
「・・・うん、約束・・・したものね?」
 
「ああ。
もうすぐだな。結婚記念日。」
 
「覚えててくれてた?(///)」
 
「忘れるわけない。
小天真が生まれる前に急いで挙げたけど。」
 
「でも、なかなかいい日だったよね。」
 
「そりゃあイイ夫婦だもんな(笑)」
 
「ふふ(///) はぁ・・・よかった。天真くんが小天真のパパで。そして・・・
私のダンナさまで・・・v」
 
「お。ほろ酔いか?」
 
「ん・・・小天真のこと、ほっとしたら、急にまわっちゃったかも・・・(///)」
 
「んじゃ・・そろそろ・・・・いつものように。」
 
「いつものように?・・・・・・うん(///)」
 
「電気を消すぜ。」


 
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